~2/3記事からの続き~
<確定申告の手続きについて>
確定申告の手続きは、副業の場合において、
副業収入の所得金額と、本業の給与所得を合算して、
確定申告書を作成し、税務署に提出することになります。
手続き自体は、副業でも個人事業を営んでいても、基本的に変わらないです。
細かな部分については状況により、判断されることもありますから、
解らないことがあれば、各地域の税務署に行って聞いたりするのが良いでしょう。
それでは、実際に確定申告をする一連の流れを見ていきましょう。
1. 取引を記帳する
副業の所得を確定させるには、帳簿を作り、
収入や経費などを記録しておかなければなりません。
会計ソフトやツールを利用するほうがいいかもしれません。
JCBなどのビジネスクレジットカードと連動させて会計処理を行えば、
帳簿作成の手間はもちろん、日々の経費管理の手間も省けて便利でしょう。
2. 必要な書類を用意する
確定申告では、使った経費の領収証のほか、
仕事の依頼元からの支払調書なども、
添付書類として全て提出する必要があります。
支払い調書は、1月末から、2月初頭あたりに、
郵送されてくるのが通例のはずですが、
届かない場合は依頼元に連絡を入れ、
ちゃんと確認しておきましょう。
経費をクレジットカードで支払うケースも多いと思われますが、
その場合は利用明細のプリントを添付するようにして、
利用明細が、どの事業用の支払いなのかを明確にしておけば安心ですね。
法人用のクレジットカードを用意しておけば、
副業の支払いをそれでまとめるだけで、
書類作成が楽ですし申告漏れのミスもなくなるでしょう。
JCBの法人カードの場合は、
会員専用WEBサービス「MyJCB」から、
クレジットカードの利用明細を15ヵ月分確認できるようになっています。
プリントアウトもできるので、
利用明細をいちいち取っておく必要もありません。
提携する会計ソフトや、クラウドを利用すれば、
会計処理の自動化が可能となり、
会計処理業務を大幅に効率化できるでしょう。
そして、確定申告や決算書作成が簡単にできますね。
3. 確定申告書を用意する
必要な書類を揃えることができたら、確定申告書を作成します。
確定申告書には、「確定申告書A」と、「確定申告書B」の2種類があり、
得ている所得の内容によって選ぶ様式が違います。
ですが、確定申告書Bはどのようなケースでも利用できるので、
迷う場合はBを選ぶようにしてください。
譲渡所得や、雑所得があるときには、
「確定申告書第三表」、所得がマイナスで、
その赤字を翌年に繰り越す場合、
「確定申告書第四表」も必要になります。
4. 管轄する税務署に申告する
必要な書類を完璧に揃え、所轄の税務署に届ける、または郵送すればOKです。
もうひとつは、事前の申し込みや、細かな設定が必要ですが、
インターネットから申告できる「e-Tax」を利用すれば、
税務署に行かずとも、インターネットがつながる場所であれば、
確定申告書の作成から申告までをネット上で完結できるのでとても便利です。
パソコンが苦手な方は、直接税務署に出向いて、
係のひとに聞きながら、申告することをお勧めします。
会社員の場合、自動的に会社内で、年末調整されることが多く、
あまり確定申告になじみがないかもしれません。
ですが、副業を行って、得た金額によっては確定申告が必要になります。
少々面倒ですが、場合によっては税金が還付される場合もありますので、
忘れずに申告をしましょう。
納税は国民の義務です。忘れないようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。♪