会社員向け転職&ビジネス情報~役立ち便利ガイド

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会社員から個人事業主に転職する時に必要な手続きやお金の詳細について~その3

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会社員から個人事業主に転職する時に必要な手続きやお金の詳細について~その2の続き

 

<年金を払うことについて詳しく>

会社員だと、厚生年金と国民年金の両方に加入している場合がほとんどのはずですが、

それを国民年金のみに切り替える必要があります。

方法として、市区町村役所、役場に行き、


・身分証明書
・年金手帳
・印鑑
離職票 or 退職証明書


この4つを持って行って年金の窓口にて書類を書いて提出すればできます。

 

<失業保険(失業給付)の手続きについて>

失業をして、働き口を探している人への生活費の補填として、

いわゆる失業保険というものを受け取れる制度があります。

 

お近くのハローワークで申請することができますが、

「職を探している間の生活費の補填」という原則があるのですが、


例えば、

・自営業を始める『準備』をすでにやっている

・家事や家業を手伝っている

・次の職をぜんぜん探していない

こんなような人には、失業保険の給付はされません。


「すでに仕事をしている」か


「仕事を探してない」からと理由ですね。

 

詳しくはハローワークに行けば教えてくれますが、

少なくとも、退職してすぐに個人事業を始めよう、

そう思っている方には給付されません。

 

最初から次が決まっているのならば、そこで働いて稼いでくださいということです。

最初は就職口を探していたけど、諸々の事情で個人事業を始めることにしました。

そういう場合であれば給付してもらえます。

 

<開業届を提出することについて>

個人事業主」になる、というのは、税務署に開業届を提出することで

個人事業主」と名乗ることができるようになります。

 

正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」という書類ですが、


お近くにある管轄の税務署に行ってもらってくるか、

上のリンクからダウンロード、印刷するかして入手できます。

 

必要な内容を記入して、税務署にきちんと提出しましょう。

紙を一枚提出するだけですぐ「個人事業主」になれます。

意外と簡単ですね。

 

 

青色申告することについて>

個人事業主になると、毎年決まった時期に確定申告をする必要があります。

そのときに、税務署で、白色申告と青色申告という、

2つの申告方法のいずれかを選ぶことになります。

 

白色申告の方が簡単で、青色申告をするには帳簿を付けて経理計算をして

バランスシートや損益計算書を作ったりして提出する必要があります。

ですが、青色申告すると、特別控除として65万円の控除を受けることができるのです。


つまり、実際の収入から65万少なく見積って税金を計算することになるため、

すこし税金が安くなるということですね。

 

青色申告したい場合には、先ほどの

「個人事業の開業・廃業等届出書」と一緒に

所得税の青色申告承認申請書

という書類も提出する必要があります。

 

この書類も、お近くの税務署に行ってもらってくるか、


リンクからダウンロードして印刷するか、どちらかで入手できます。

 

必要な内容を記入して、税務署に提出しましょう。

書き方がわからない場合には税務署で詳しく教えてもらえます。

必ず、申告の期間内に遅れないように税務署に行きましょう。

 

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<帳簿を付けることについて>

青色申告をする場合には、

収入、支出を「帳簿付け」しておく必要があります。

帳簿を7年間保管しておかなければならないことが義務付けられており、

確定申告時にバランスシートや損益計算書を作成するためにも必要です。

 

なんか難しそうだなと思われるかもしれませんが、

最近は、簡単に帳簿付けできるソフトが出揃っています。

 

会計ソフトを有効活用してやれば、

最初は戸惑うものの、やればできる感じになります。

 

多少の自己投資にはなりますが、月額でも1,000円もしない程度だったりするので、

作業効率や時間短縮を考えると、コスパは良いと思います。

お好みのソフトを使ってみて下さいね。

 

お知り合いに、税理士さんだったり、会計士さん、

他にも税金のことに詳しい仕事をしている人がいるなら、

依頼料のお金はかかりますが、

税金のことを全面的にお願いしてみるのもいいかもしれませんね。

 

<まとめとして>

退職、個人事業主になるのに必要な手続きは数多くありますね。

必要なものを一通り紹介していますので、

これらの手続きを踏めば、個人事業主になることはできると思いますね。

 

会社を辞める
 ↓
退職金などのお金の精算をする
 ↓
健康保険、年金の移管をする
 ↓
開業届をだす
 ↓
仕事をして確定申告する

 

この流れです。


あとは「仕事をして確定申告する」を繰り返していくだけです。

必要な手続きがたくさんありますが、

まずはどんな手続きがあるのかを知っておいて、

ひとつずつ対処していけば問題ないと思います。

 

何事も勉強と経験ですね。

日本語の曖昧さが目立つ、法律の文章には私も悩まされています。

 

フリーランスとして活躍したいひとを応援しています。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。♪