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パワハラとモラハラの違い、そして対処方法について詳しく解説その3

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パワハラモラハラの違い、そして対処方法について詳しく解説その2からの続き~

ではその2の続きを見ていきましょう。

 

 

 

職場のモラハラは場合によって
損害賠償請求も可能なことについて

 

モラハラが原因で、屈辱を味わったり、

休業や退職を余儀なくされたり、身体的・精神的に疾患を発症した場合、

ケースによっては加害者を相手取った賠償請求も可能です。

その方法例をいくつか挙げてみました。

以下のとおりです。

 

モラハラの証拠を集める

調停や裁判でモラハラの解決を図るときは、

モラハラが行われていたことの証拠が必要となってきますね。

ボイスレコーダー、メールやLINEの履歴、

モラハラの詳細を記したメモなども、有効な証拠として認められる場合があります。

しっかり残しておきましょう。

 

②弁護士に相談する

パワハラモラハラ問題に強い弁護士に相談すれば、

モラハラ解決のアドバイスから、調停・裁判における代理人としての活動まで、

幅広く対応してくれることでしょう。

 

ですが、多くの弁護士事務所は夫婦間のモラハラの解決、

離婚の手続きについては実績豊富であるものの、

職場モラハラ解決の実績は持たないところもあります。

 

弁護士を選ぶ際は、職場モラハラに関する解決事例、

実績のある弁護士事務所がおすすめでしょう。

特に、飛び込みで見つけるのではなく、紹介や知り合いを通じて、

見つける方が安心感はあると言えるでしょうね。

 

一見さんで飛び込んで、申し込むと、弁護士さんも全て良い人とは限らないため、

紹介してもらえるなら、知り合いからだと紹介割引があったりするので、

そのほうが良いと言えますね。

 

③加害者を訴える

モラハラが原因で精神的苦痛を受けたり、

退職に追い込まれたりするなどの損害がある場合は、

モラハラをした加害者を訴えることもできます。


モラハラの加害者を裁判で訴えるには証拠が必要となりますので、

先ほど紹介した方法でモラハラの証拠をしっかり残しておきましょう。

 

なお、会社は職場環境配慮義務を負っていることから、

会社の義務違反があったとして会社を訴えることも考えられます。

 

刑事告訴できるケースもあることについて

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モラハラが原因で精神科に通院し、

傷病名がPTSD、ストレス障害、恐怖性障害などであった場合、

モラハラとの因果関係が認められれば傷害罪で刑事告訴できる可能性もあります。

 

たとえばですが、加害者が会社で嘘の噂を不特定多数に広め、

それが原因で精神的苦痛を受けて入院したとすれば、加害者は名誉棄損罪に問われ、

3年以下の懲役もしくは禁錮又は50万円以下の罰金となる可能性があるのです。

 

今日からいやっておきたい、
モラハラから守るための対策について

その方法例としていくつか記しておきますね。

参考までに。

①被害の内容を記録しておくことについて

もし、あなたが、モラハラの被害者だとして、

弁護士に相談したり裁判に訴えることを検討していたりする場合、

あるいはこの記事を読んで、モラハラを受けているかもしれないと思ったら、

被害の内容をノート、日記、ブログなどにメモを残しておくとよいでしょう。

 

メモには次の内容を書き残しておきましょう。

 

  • 日時(年月日、いつモラハラの被害を受けたか)
  • 相手(誰からモラハラを受けたか、役職など)
  • 被害の内容(モラハラの発言や行動)
  • 背景や文脈(モラハラに至るまでの一連の流れ)
  • 周囲の状況(場所、目撃者の有無)
  • 自分の気持ち(辛かった、苦しかった、自分も悪いと思った等)
  • 心身の状態(体調不良、うつ、食欲不振等)

 

②体調不良などがあれば医師の診断書をもらうようにすることについて

 

モラハラが原因と思われる、体調不良や精神的な不調があるならば、

病院で医師の診断書を、もらっておくようにしましょう。

先ほど触れたように、モラハラが原因でPTSD、

ストレス障害、恐怖性障害身体的などと診断された場合は、

刑事告訴できる可能性もあります。

 

③とにかく無理をしないことについて

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モラハラで身体的・精神的に不調を感じているのに、

無理をして働くと様々な症状を悪化させてしまう傾向にありますね。


体調が優れなかったり、

職場で常に憂鬱な気分になったりした場合は、無理せずに休むことが必要でしょう。

 

まとめとして

モラハラパワハラやセクハラと違って周囲に気づかれにくく、

外傷も残らないことでなかなか第三者の理解が得られない厄介な問題です。

モラハラなんて気のせい」

「自分にも責任があるからしょうがない」

など、無理に我慢していると、身体的・精神的に大きな負担がかかってきますね。

 

早期解決を図るためにも、

会社のコンプライアンス窓口や各都道府県の労働局、

ハラスメントの解決に強い弁護士等に相談して、

一緒に解決してもらうことをおすすめします。

 

あとは居心地のよくない、ハラスメントが横行している環境に長くいないことですね。

そんな職場には、早く見切りをつけてさっさと辞表を出して、

自分が少しでも楽しいと思える仕事に転職したほうが良いと言えるでしょう。

 

私も、過去に普通のひとなら堪えられないようなハラスメントを受けて

10年勤務した会社の最後の約2年を我慢しました。

もちろん、上司にも、先輩にも、相談もしましたが、見て見ぬふり。知らん顔。

そのもっと過去には、同じ社内で同じ人からハラスメントを受け、

即辞めたひとが10数人いたと聞いています。

 

世の中には、加害者だと思っていなくて、

そういうのを無意識にやるひとも実際に居ます。

オトナになってからの悪質ないじめですよね。

 

もし今、これを読んでいるあなたがハラスメントを受けているなら、

恨んだりせず、気持ちで受け流して、早く転職しましょう。

そんなひとに関わっていると、本当に心まで病んできますし、

マイナスな気を受け、良いことは起こりません。

 

仕事は、楽しいと思えることをやらないと、

給料も上がらないですし、成果も出せないですよね。

同じ自分の時間を会社のために切り売りするなら、

どう行動すればいいかは、もうわかりますよね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。♪

 

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