会社員向け転職&ビジネス情報~役立ち便利ガイド

現代の働く会社員に向けた役立ち情報をバイブルとなるような、コラムをお届けしていきます。

独立を考えている人、今更聞けない会社員とフリーランスとの差は何?その①

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こんにちは。

会社員向け転職&ビジネス情報~役立ち便利ガイドの

コラムを書いているにっしーです。

 

 

 

前置き

会社員をやめていつしか、夢を叶えるために、将来的に、

フリーランスになりたいと考えているひとは、少なからずいらっしゃるでしょう。

 

そこで、会社員からフリーランスになろうとしたときに

その差はどう違うのか、

フリーランスになる前に知っておかねばならないことを調べて記事にしてみました。

 

ストレスに縛られず「好きなことを仕事に!」という流れもあり、

年々フリーランスになろうとしている人は増加傾向にあるようですね。

 

ランサーズの調査をしらべてみたところ、

2020年時点でのフリーランス人口は約1,034万人で、

日本の労働人口の約15%を占めていると記されているようですね。

 

そんな私も、時間や場所に縛られない働き方に魅力を感じ、

学びに自己投資して、会社を辞めてフリーランスに転向したひとりになります。

 

そうは言うものの、フリーランスになってから、

「やっぱり会社員のままでいれば良かったかな」と

たまにそう思うこともあり、一概にメリットばかりでは無いと言えそうですね。

 

今回このコンテンツでは、

フリーランスへの転向を考えている方のために、フ

リーランスと会社員の違い、メリットやデメリット、

そして独立前にやるべきことを解説していきます。

今後のキャリアを考えていくのにぜひ役立ててみてくださいね。

 

では本題いきましょう。

 


フリーランスは時間の自由度が高い、
会社員は安定性が高い

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どちらを選択するにしても生活をするためには稼がねばなりませんね。

会社員とフリーランスの差を表にしてみました。

 

種別 フリーランスでは 会社員では
契約方法 業務委託契約(規定を問わない) 雇用契約(会社の規定に従う)
収入 売り上げが反映される
固定収入がない
売上が反映されない
固定収入がある
福利厚生 なし あり(有給休暇、健康診断など)
医療保険 被扶養者に対し保険料が発生する 会社が半分負担。
被扶養者に対し保険料が発生しない
金保 受け取る公的年金
会社員より約10万円少ない
会社が半分負担。
公的年金を多く受け取れる
雇用保険 加入できない 失業保険を受給できる
労災保険 加入できない 無負担で加入できる
社会的信用度
仕事の進め方 すべての業務をひとりで行う 決められた業務をチームで行う
働く場所・時間 自由に決められる 決められた場所・時間がある
仕事内容 自由に決められる 決められた仕事がある
人間関係 好きな人と働けるが、
孤独を感じやすい
決められた人と働く

 

上に作った比較の表から、

フリーランスも、会社員も、

両者にメリット・デメリットはありますが、

見てもわかる大きな差は「自由度」と「安定性」でしょう。

 

フリーランスでは、何事も自由に決められる自己責任の代わりに、

福利厚生や一部の社会保障が受けられなかったり、

受け取る公的年金の額が少なかったりします。

場合によってはクレジットカードも作れないこともあります。

 

一方で会社員は、毎月定額の固定給というものがあり、

会社ごとに受けられる保障も多いですが、

場所・時間・仕事内容などの制約が多くありますね。

 

これらから、具体的に各項目の違いがどのようにあるのか、解説していきましょう。

 

 

会社員とフリーランスと違いを4つあげてみました。

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最初に、フリーランスと会社員の違いを

  • 契約方法
  • 収入
  • 社会保障の充実度
  • 仕事の進め方

上記の4つに分けて解説していきましょう。

 

・契約方法

違い①、フリーランスには雇用契約がないこと

 

会社員では、企業と雇用契約を結んでいることで給料をもらうのが大きな特徴です。

「使用者(経営者)」と「労働者(従業員)」という主従の関係があるため、

仕事の内容や労働時間、休日の取り方などは会社の規定に沿う必要があります。

 

フリーランスでは、企業との雇用契約を結ぶことがない代わりに、

プロジェクトごとに業務委託契約をして仕事を請け負い、

その仕事の成功報酬として、自分の収入になるのが一般的になるわけですね。

 

  • 請負契約 具体的な仕事の成果物に対して報酬が支払われる契約形態
  • 委託契約 委託された仕事を完遂することで報酬が支払われる契約形態

 

業務委託契約では、

独立した事業者間の契約なので、

労働時間や仕事内容を企業に縛られることなく、自由に決められるのが特徴ですね。

 

・収入

違い② 、フリーランスでは固定収入がないこと

会社員では、月給制や年俸制といった給与制度が一般的ですね。

そのため、自分がいくら売り上げをあげても、

それが収入に反映されるとは限らないものですね。

自分の時間を切り売りして、会社に貢献した仕事をするからこそ、

収入に反映されるということになりますね。

 

 

フリーランスでは、月々の売り上げがダイレクトに収入に反映されます。

売り上げが多ければその分稼げるのですが、

案件を受注できなかった場合、収入がゼロになることもあるのです。

 

そして、会社員とフリーランスでは、手取りの計算方法が異なります。

 

フリーランスは、

所得税や、消費税、個人事業税など、税金を自分で納める必要があるからです。

収入が高いひとは、税理士さんや、会計士さんに有料で丸投げするひともいます。


社会保障の充実度

違い③、フリーランスは受け取る公的年金が少ない


ここからは、フリーランスと会社員で、特に補償の充実度が異なる、

上記の4つの社会保障について、解説していきましょう。

 

医療保険

フリーランスでならば「国民健康保険」に、

会社員でならば「健康保険」に加入します。

保険の内容は両者とも同じですが、保険料には差があるのです。

 

おおよそのフリーランスが加入する「国民健康保険」には、

扶養という概念がないため、家族全体の収入によって保険料が決まる仕組みですね。

 

自分以外の家族も収入がある場合は、

その分に対しても保険料が発生してしまいう仕組みになっていますね。

 

会社員が加入する「健康保険」では、

被扶養者に対しての保険料は発生しません。

そして、会社員の社会保険料は、

企業が半分負担してくれるため、支払う額も少ないのが特徴ですね。

 

金保

フリーランスであれば、「国民年金」に、会社員であれば「厚生年金」に加入します。

「厚生年金」は、「国民年金」にさらに上乗せ分がある保険制度になります。

 

会社員が、負担する保険料は多いですが、

医療保険と同じく半額は会社が負担してくれますね。

 

会社が保険料を折半してくれるうえ、

将来は国民年金より手厚い保障が受けられるのが特徴ですね。

 

厚生労働省年金局が公表している、

「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、

月にもらえる年金の平均額は以下のようになっています。

 

国民年金受給者:5.6万円

厚生年金受給者:14.6万円

 

月々で約10万円も差があり、

フリーランスの場合は、個人で貯蓄しておく必要がありそうですね。

 

雇用保険

雇用保険は、労働者が失業して所得がなくなった場合に失業給付を支給し、

生活の安定や再就職促進を図る保険ですね。

 

正社員、パート、アルバイトなどの雇用形態を問わず、

「31日以上の雇用見込みがあり、1週間の所定労働時間が20時間以上」

であれば加入義務があるものになりますね。

 

ですが、フリーランスでは、雇用される立場ではないため、

雇用保険に加入することも、失業保険を受給することもできません。

 

労災保険

労災保険は、仕事中や通勤中のケガ、病気、死亡などに対して保障がおりる保険です。

例えばですが、仕事中に階段で転んでしまい、

ケガを負った場合は、健康保険ではなく労災保険の対象になりますね。

 

労災保険の適用者では、

会社員やパート、アルバイトなどが対象ですが、

フリーランスには原則対象外となっています。

 

また、労災保険は、保険料の全額を企業が負担してくれるため、

会社員が支払う費用はゼロです。

労災保険を使うことを嫌う企業は多いようですね。

 

・仕事の進め方

違い④、 フリーランスはすべての作業をほぼひとりで担当する

仕事では?


会社員の場合では、

会社から与えられた業務(仕事)を遂行していくのが一般的ですね。

そして、営業担当ならば、案件を取ってくる、

エンジニアならプログラミングをする、

といったように配属ごとに、決められた特化した仕事が割り振られていますね。

 

ですので、営業担当や、エンジニアが、事務所業務を担当することはありませんよね。

 

それに対してフリーランスは、

営業から事務所業務まで、すべての作業をひとりで担当する必要がありますね。

 

フリーランスのメリットはどんなことがあるの?

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この章からは、

上記で述べたフリーランスと会社員の違いをもとに、

それぞれのメリットとデメリットを書き出してみました。

 

フリーランスのメリットとして4つ

① 働く時間や場所を自由に決められる

フリーランスは、働く時間や場所を自由に選ぶことが出来ますね。

体調が悪ければ、上司の許可を取らなくても休めるし、

毎朝決まった時間に満員電車に乗る必要もありませんね。

 

平日を休みにすれば、

人気のスポットにも並ばずに入れることも、長期休みも気軽に取れます。

最近では、家賃などの固定費を下げるため、東京から地方へ移住する人も多いですね。

 

そして、仕事量が少ない日は、

数時間だけ働いて残りの時間を自由に使うといった柔軟な働き方も可能ですね。

 

メリット2. 給与の上限がなく、働いたぶんだけ稼げる

会社員の給与が定額であるのに対して、

フリーランスの給与には上限がありません。働けば働いた分のお金を得られます。

 

私も基本的には毎月会社員時代の給与より収入を得られているので、

フリーランスって意外と稼げる実感」と驚きました。

 

高いスキルを持っていたり、

残業代の出ない会社に勤めていたりする場合は、

フリーランスになったほうが稼げる可能性があると言えますね。

 

メリット3. 仕事内容と仕事相手を自由に選べる

仕事の内容も、働く相手も自由に選べるのは、

フリーランスならではのメリットでしょう。

 


など、自分の判断軸に沿って自己責任で仕事を選びます。

自分が希望しない仕事をやる必要がないため、

高いモチベーションを維持でき、仕事がどんどん楽しくなっていきますね。

 

そして、仲間うちで新しい仕事を作り出せるのもフリーランスの魅力でしょう。

 

新しいアイデアで、プロジェクトを立ち上げたり、

協業したり、フリーランス同士でワクワクするようなチャレンジができるのです。

「友だちや好きな人と一緒に仕事ができる」というのは

会社員ではなかなかできないので、楽しいとおもいますよ。

 

メリット4. 信頼や実績をコツコツと積み上げていくのが楽しい

フリーランスになると、企業名ではなく、自分の名前がそのまま看板となります。

企業や、上司が積み上げてきたブランドには頼ることはありません。

ですので、ゼロの状態から信頼と実績を積み重ねていく楽しさが、

フリーランスにはありますね。

 

責任感を伴い、最初はなかなか、案件が取れなかったり、

不安になることもあるとは思いますが、

その分、プロジェクトが成功したときの喜びや達成感は大きいでしょう。

全てゼロから、はじめることを楽しいと思える方は、

フリーランスに向いていると思いますね。

 

フリーランスのデメリットはどんなことがあるの?

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デメリットは?

フリーランスのデメリットについて解説しましょう。

 

経理や確定申告など、雑務が多い

フリーランスになると、

経理や備品管理などの主業務でない雑務もひとりでこなさなければなりません。

外注するにしても、協力してくれる仲間を見つける労力が必ず発生します。

雑務のなかでもとくに面倒で大変なのが、年度末の確定申告でしょう。

 

私の場合、種類や決まりごとがたくさんありますが、

自分で調べて遂行しなければならないので、毎年大変な思いでやっています。

確定申告について雑学知識を深めたい方は、

ぜひ下の記事を参考にしてみてくださいね。

 

star369.hatenablog.com

star369.hatenablog.com

star369.hatenablog.com


②大規模案件を受注するまで時間がかかる

フリーランスでは、

自分が望めばどんな仕事にも自由にチャレンジできますが、

いきなり大規模案件に関わることは難しいでしょう。

 

規模の大きい仕事ほど小さな失敗も許されず、発注する側は慎重に相手を選びます。

そのため、実績が浅いフリーランスより、

ブランド力があって人材が豊富な大企業を選ぶことがほとんどですね。

 

大規模案件を受注したい場合、

時間をかけてコツコツと実績を積み上げていく必要があります。

企業の名前やブランドを使えないからこそ発生するデメリットと言えますね。

 
③収入が安定しない

会社員では、時期にかかわらず定額の給与を得られますが、

フリーランスは、完全出来高制で、仕事がなければ一円も入ってきませんね。

 

そして、病気や事故をしても、代わりにお金を稼いでくれる人はいません。

私のようなブロガーや、月額制のサービスを運営している人なら、

アフィリエイトや、月額利用料による不労所得を得られますが、

そうでない限りは一大事ですよね。

年間を通して、安定して収入を得たい方は、会社員の方が向いているでしょう。

 

④孤独感に苛まれる

フリーランスの最大の魅力は、ひとりで自由に働けるという点にあります。

ですが、同時に、人と一緒に働くことが激減し、

孤独を感じやすいというデメリットもあるのも事実ですね。

 

フリーランスになってすぐの頃は、

何にも縛られないことに喜びを覚えるかもしれませんが、

誰とも話さない日が何日も続くと、気が滅入ることもあるでしょう。

 

気分が落ち込むのを防ぐためにも、

仲のよい友人に定期的に会ったり、コワーキングスペースなどに、

足を運び、フリーランス同士の人脈をぜひ広げていきましょう。

 

フリーランスは孤独を感じやすい職種だからこそ、

自ら人と会う機会を作り出すことが大切ですね。

 

 

独立を考えている人、今更聞けない会社員とフリーランスとの差は何?その②に続く~


star369.hatenablog.com