会社員向け転職&ビジネス情報~役立ち便利ガイド

現代の働く会社員に向けた役立ち情報をバイブルとなるような、コラムをお届けしていきます。

転職する際に必須の保険証切り替え方法と、切り替え前後の保険証の扱い方について3/3

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<3.【ケース別】切り替え前後の保険証の使い方について>

 
退職のとき、風邪やインフルエンザが流行るころなどに、
保険証の切り替えを行うことになってしまうと、
不安になることもあるのかもしれませんね。

ですので、ここでは、一番気になるであろう2つのタイミングで、
どういうふうに健康保険証を使えばいいかを紹介していきます。

もしも、この2つのケースが当てはまってしまったとしても、
慌てずに、対処を行うようにしてください。

 

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<3-1.退職日当日にも、病院に行きたい場合は後から郵送で返却できる>

退職日の当日まで、健康保険証は有効で使うことができます。
どうしても、退職する日にも、病院に都合あって行く必要があるならば、
後日、郵送等で返却をすれば大丈夫です。


ですが、退職日の次の日には資格失効してしまうので、
絶対に、次の日に使ってしまうことがないよう注意しましょう。

 

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<3-2.新しい保険証がまだ届いていない場合には全額自腹立替払いで対処すること>

転職先の会社で、入社手続きを行い、
保険加入者(協会けんぽ又は健康保険組合等)から、
新しい保険証を手にするまでには、約1週間から3週間かかります。

健康保険証が、届く前であっても、都合で病院に行く場合には、
一時的にですが、治療にかかった全額を自腹立て替え払いすることで、
対応することになります。

このとき、支払った治療の代金は、必ず領収書発行してもらって保管しておき、
新しい健康保険証を受け取った後で、領収書を提出したあとで、
返金してもらうことができますので必ず手続きを行なってください。

手続き方法は、会社に相談するか、直接保険者(協会けんぽ又は健康保険組合等)に、問い合わせて、病院で発行してもらった領収書と
健康保険療養費支給申請書を一緒に提出して、手続きを行っていきます。

領収書の発行は、忘れずにしてもらってください。

健康保険被保険者資格証明書を発行してもらう方法について

「健康保険被保険者資格証明書」を発行してもらうという手法もあります。
これは保険証が届くまでの間、保険証代わりに使うことができる書類で、
この証明書を持って医療機関に行った場合に、
通常の3割負担で診療を受けることができます。

「健康保険被保険者資格証明書」を発行してもらう方法は、

(1)転職先の会社に相談する
(2)最寄りの年金事務所に相談する

の2つです。

(ただし、年金事務所にて、発行して貰えるのは、協会けんぽに加入の場合のみとなります)
急な都合で、病院に行くことになってしまった場合などは、
年金事務所であれば即日発行してもらえます。
(ただし、会社が社会保険取得手続きを行っており、日本年金機構の受付処理が完了した場合に限ります)

持っていく必要書類は、健康保険被保険者資格証明書交付申請書本人確認書類(運転免許証やパスポートなど写真付き証明書類等)です。

詳しい手続き方法は日本年金機構のホームページでご確認ください。

参考ページ:
日本年金機構 従業員に健康保険被保険者資格証明書を交付するときの手続きの方法

<4. 最後まとめとして>

退職した会社には、保険証は必ず返却すること、
新しい保険証が手に入るまでは、約1週間から3週間前後かかることなど、
ご理解していだだけたでしょうか。

ですが、保険証がない期間に、都合で病院に通いたい場合は、
基本的に、全額自腹負担をした後に、領収書を保管しておき、
あとから返金申請手続きをするということもわかっていただけたかと思います。

病気やケガというものは、予測ができないものですので、
保険証を持たない期間をできるだけ短くして、
保険証の切り替え手続きは、できるだけ早く、
そして円滑に行うようにしていきましょう。

地域によるかもしれませんが、マイナンバーカードに、

健康保険証を組み込めて、1枚にまとめるサービスもあるようですので、

市役所、区役所、役場などで、確認してみるといいと思います。

 

健康保険証についての記事を最後までお読みいただきありがとうございます。

 

これからも役立ち便利ガイドのコラムを発信していきますので、
お楽しみに。(^^)